サンドウィッチマンのお二人が路線バスで旅をする番組が話題ですよね。『帰れマンデー見っけ隊』というこの番組では、サンドウィッチマンのお二人が全国各地に出向いてその土地を走る路線バスに乗り、秘湯などのスポットを目指す番組です。
そんな『帰れマンデー見っけ隊』をもっと楽しめる5つのポイントについて、解説していきます。
『帰れマンデー見っけ隊』でサンドウィッチマンのお二人が行っているバス旅は、番組で決められたルールに基づいて進行します。なので、まずはそのルールについて知っておくと、番組の流れがより分かりやすくなるでしょう。
番組の基本ルールは、「乗車前にサイコロを振って、出た目の数分だけ先の停留所までバスで移動する」というものです。そして、降車した先で飲食店(出店や移動販売店、食料品店など「飲食店」として登録していないお店、また飲食店であっても取材NGの場合は不可)を見つけ、そのお店で飲食をする事で、再びサイコロを振る事ができます。
これを繰り返して、その路線の終点となる停留所までたどり着いて、飲食店で飲食を行い、事前に番組から提示されたスポットを取材すれば旅終了になります。飲食店が見つからなければ、見つかるまで延々歩く事になりますが、視聴者視点から見るとこの移動中のやり取りや、テレビ画面に映し出される風景なども、彼らのバス旅を楽しむポイントとなります。
飲食店を探しているうちに次の停留所を越えてしまう事も多く、毎回かなりの距離を歩くハメになるのもお約束です。終着駅について旅を終わらせない限りロケは終了しないため、旅の進行度によっては、日をまたいで翌日に突入する場合もあります。
バス旅で最も注目したいのは、なんといっても毎回映し出される景色の数々です。バス移動中には空撮された路線の映像などが流され、景色に合わせたBGMと共に、旅の情景を盛り上げてくれます。
ロケ地は秘境と呼ばれる地方路線になるため、その雄大な景観は圧倒的で見る者に爽快感を与えてくれます。もちろん、飲食店を探して徒歩移動している間に移される、出演者視点の映像も見逃せません。こちらは、サンドウィッチマンのお二人や出演者さん達の目線で撮影されるので、実際に歩いているのと同じような感覚で景色を見る事ができます。
出演者の皆さんの息遣いや感情なども見て取れるため、より臨場感のある映像を楽しめます。また、番組の最後には、旅の最終目的でもある、終着駅周辺の絶景スポットや秘湯が紹介されます。その放送回の旅の集大成ともいえる映像で、一大観光スポットにもなっているような絶景から、知る人ぞ知る絶景まで、毎回旅を締めくくるにふさわしい絶景スポットが登場します。
併せて紹介される秘湯では、サンドウィッチマンのお二人が実際に入浴して、リポートとその回の旅の総括を行います。
『帰れマンデー見っけ隊』では、毎回2~3名のゲストタレントが出演し、サンドウィッチマンのお二人と共にバス旅を行います。お笑い芸人だったり、俳優さんだったりアーティストだったり、ゲストのジャンルも年齢層も毎回違うので、登場するゲストによって旅の雰囲気は大きく変わります。和気あいあいと進む時もあれば、不穏な空気が流れる時もある、そんなゲスト出演者とサンドウィッチマンのお二人との雰囲気も、番組を楽しむポイントの一つです。例えば、自分のファンのタレントさんが出演されていると、ちょっと楽しくなりますよね。時には、とんでもない大物が出演されていて驚かされるかも?
飲食店を探す移動中に交わされる、出演者の人達の会話にも耳を傾けてみましょう。他愛無い掛け合いから、景色に対するコメント、時には不平不満等の本音が垣間見えたりと、非常に興味深く聞く事ができます。サンドウィッチマンのお二人の、コンビならではのコミカルな掛け合いも旅にいいアクセントを与えてくれます。
取材交渉の結果を伝える時の一ネタも楽しみの一つ。サンドウィッチマンの小慣れた演技や、ゲストの俳優さんやアーティストのぎこちない演技など、個性豊かな小芝居が場を和ませてくれます。
地元の人達とのふれ合いも、旅を楽しむポイントの一つです。この番組では、一般路線のバスに乗車するため、当然他の乗客が乗り合わせている事もあり、そうした乗客の方と会話をする事もあります。これから向かう先の飲食店情報など、バス旅を進めるための情報を教えてもらったり、地元の話題を聞いたりと、様々な話を聞く事ができます。
特に、小中高生の子供達が相手だと、彼らならではの目線から見た情報を得られる事もあり、車中での会話が意外な方向へ番組を展開させることもあります。徒歩移動中にも、多くの現地の人と触れ合います。現地の人達の素朴さに触れたり、パワフルな小母さんに圧倒されたり、思わぬ情報を貰ったりと、道中様々な出会いがバス旅を色づけてくれます。
サンドウィッチマンのお二人だけではなく、たくさんの人達が関わる事によって、番組は完成されていくのですね。自然の織り成す景色だけではなく、人間に視点を移して見れば、バス旅をより深く楽しむ事ができます。画面に映る地元の人達のちょっとした言葉にも、耳を傾けてみましょう。
『帰れマンデー見っけ隊』の目的の一つに、「飲食店を訪れ料理を楽しむ」というものがあります。「降車したバス停で必ず飲食店を探して料理を食べなければならない」というルールの関係上、必ず料理が登場します。地元の小さな食堂のこともあれば、伝統ある旅館だったりもします。
一般的な食堂メニューから、その土地ならではの郷土料理まで、巡り合う料理は実に様々です。そこへ行かないと味わえない料理も多いため、グルメ好きな方も楽しめます。サンドウィッチマンのお二人やゲストの方達の食レポや、従業員の人達との会話を聞きながら、料理の味を想像するのも番組の楽しみ方の一つでしょう。
一期一会の旅の中で巡り合う様々な出会いが紡ぐのが、『帰れマンデー見っけ隊』。想像を膨らませるもよし、番組を参考にして実際に現地を訪れてみるもよし、見終わった後の楽しみ方を自分なりに考えてみるのもいいかもしれませんね。